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2024/03/30 01:02 |
あとちょっとで一段落
奨学金を貸与していただける事になったので島根に戻って来ました。

帰りにバス内は暇だからと本をもらったんですが…オススメしません。

「命の終わりを決めるとき」
朔立木 著

二編入ってまして、最初の、「終の信託」は途中までかなり感動的なのですが、ラストで台無しになったと思います。
著者が弁護士さんだからなのか知りませんが、検事や警察が悪のように書かれている印象を受けました。
作者さんの職業は解説で知ったのですが。

あくまで私個人の感想です。
書いてる人は殺人をしてしまった人の細かな心情を文章にして、味方になっているように見えて実は検事や警察と変わらない人なのではないでしょうか。
山口県光市の事件で弁護士に幻滅したので良く思えないだけかも知れません。

終の信託は、
重度の喘息患者に「先生に死ぬときを決めて欲しい」と頼まれ、長く彼の担当医だった女医が罪に問われるのですが…ずっと女医の視点できたのにラストはほぼ検事の視点でした。
彼女を罠に掛けて逮捕させ、朝日新聞に情報をリークするところで終わりです。
女医の話を丸のみできなくされて終わった気分でした。
小説として読むんじゃなかった、と思います。

結構悪く言いましたけど、実際の事件を参考に書かれているらしいので、こういう犯人の思いもあったのね、と客観的に読むなら良いのではないでしょうか。
本人が書かれた訳ではない、と言うのも踏まえて読むのもお忘れなく願います。
長文失礼しました。

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2010/01/23 07:14 | Comments(0) | TrackBack() | 日記

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